コラム
Column
その他 2023.03.09

新卒採用担当・新人育成担当者への「今の若者を理解する」おススメ本

3月に入り、24卒は23卒に関しては受け入れ準備が本格化

してい時期ではないでしょうか。

採用や受け入れに当たり、

・最近の学生のリアクションが薄い

・指示されたことができるけど、積極性がない

・質問しない

など、昔からも言われていることですが、コロナ禍を経て、

より一層接し方が分からないというお声も多くお聞きします。

世代論でひとくくりにすることはよくないと思いますが、

あくまでも今の若者の特徴をつかみ、効果的に接する方法を考える上で

ご参考になる本を紹介します。

「先生、どうかみんなの前でほめないで下さい-いい子症候群の若者たち-」/著作:金間大介

金間大介:金沢大学

<紹介文>

「最近の若者は…」は、いつの時代も定番フレーズ。

もちろん時代とともに、少しずつ若者たちの心の中も変化しています。

令和の若者に対しては、「まじめで素直」、

「打たれ弱く、繊細で、何を考えているかわからない」といった声をしばしば耳にします。

本書では、「いい子症候群」というフレーズがぴったりな、

今の若者たちが抱える複雑で微妙な心理や、行動原則を徹底分析します。

<中身の一部紹介>

・ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい・・今こんな若者が激増しています。

・「成功した人もしていない人も平等にしてほしい」

・選択の決め手はインフルエンサー

・「浮いたらどうしようといつも考えます」

・上司からの質問を同期に相談する

・自信はないけど社会貢献したい

このような傾向は、社会人になったからと言ってすぐに変わるわけではありません。

そして、こんな若者を育つ環境を作ったのは私たち大人である、ということを

自覚し、対峙していかなくてはいけません。

<新卒採用/新入社員の受入に活かす>

学生や、新社会人の方とのコミュニケーションが難しくなった、

学生に積極性がないからと言って諦めるのではなく、

今の学生、新社会人がどのような背景で育ったのか、

どのような心理状態にあるのかを理解したうえで、学生の立場に寄り添い、

以前よりも更に丁寧にコミュニケーションをとることが求められているのかもしれません。

 

また、以前よりも社会人になった時点で、積極性や、周囲とのコミュニケーションスキルが

磨かれていないケースも多いため、焦らずに、初期研修や、現場での教育を通して育んでいく

必要があると思います。

また、積極性に関しては、成功体験が少なく自己肯定感が低くなり、消極的になっているだけの場合もあると思いますので、日々、小さな成功体験を積ませることも有効そうです。

 

本書には、このように、令和の若者の特徴を踏まえたうえで

どのように接していくべきなのか、示唆も記載されていますので、

新卒採用担当者、新入社員受け入れ担当者には必読の一冊だと思います。

 

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