新卒採用担当・新人育成担当者への「今の若者を理解する」おススメ本
3月に入り、24卒は23卒に関しては受け入れ準備が本格化
してい時期ではないでしょうか。
採用や受け入れに当たり、
・最近の学生のリアクションが薄い
・指示されたことができるけど、積極性がない
・質問しない
など、昔からも言われていることですが、コロナ禍を経て、
より一層接し方が分からないというお声も多くお聞きします。
世代論でひとくくりにすることはよくないと思いますが、
あくまでも今の若者の特徴をつかみ、効果的に接する方法を考える上で
ご参考になる本を紹介します。
「先生、どうかみんなの前でほめないで下さい-いい子症候群の若者たち-」/著作:金間大介
金間大介:金沢大学
<紹介文>
「最近の若者は…」は、いつの時代も定番フレーズ。
もちろん時代とともに、少しずつ若者たちの心の中も変化しています。
令和の若者に対しては、「まじめで素直」、
「打たれ弱く、繊細で、何を考えているかわからない」といった声をしばしば耳にします。
本書では、「いい子症候群」というフレーズがぴったりな、
今の若者たちが抱える複雑で微妙な心理や、行動原則を徹底分析します。
<中身の一部紹介>
・ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい・・今こんな若者が激増しています。
・「成功した人もしていない人も平等にしてほしい」
・選択の決め手はインフルエンサー
・「浮いたらどうしようといつも考えます」
・上司からの質問を同期に相談する
・自信はないけど社会貢献したい
このような傾向は、社会人になったからと言ってすぐに変わるわけではありません。
そして、こんな若者を育つ環境を作ったのは私たち大人である、ということを
自覚し、対峙していかなくてはいけません。
<新卒採用/新入社員の受入に活かす>
学生や、新社会人の方とのコミュニケーションが難しくなった、
学生に積極性がないからと言って諦めるのではなく、
今の学生、新社会人がどのような背景で育ったのか、
どのような心理状態にあるのかを理解したうえで、学生の立場に寄り添い、
以前よりも更に丁寧にコミュニケーションをとることが求められているのかもしれません。
また、以前よりも社会人になった時点で、積極性や、周囲とのコミュニケーションスキルが
磨かれていないケースも多いため、焦らずに、初期研修や、現場での教育を通して育んでいく
必要があると思います。
また、積極性に関しては、成功体験が少なく自己肯定感が低くなり、消極的になっているだけの場合もあると思いますので、日々、小さな成功体験を積ませることも有効そうです。
本書には、このように、令和の若者の特徴を踏まえたうえで
どのように接していくべきなのか、示唆も記載されていますので、
新卒採用担当者、新入社員受け入れ担当者には必読の一冊だと思います。
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