理系学生 就職活動の手段について
<はじめに>
以前のコラムでもお伝えしている通り、社会環境の変化により、理系採用のニーズが高まっています。
前回は、理系採用する際に押さえておきたいスケジュールについてご紹介しました。
採用したい学生の活動傾向にあわせて、スケジュールを計画することも重要ですが、
学生と接点を取るために、どのような採用手法を選択するのかも重要です。
今回は、コロナ禍を経て多様化している理系学生の就活手段についてご紹介していきたいと思います。
<理系学生は、どのような活動を行っているのか>
①学部生
※(株)リクルート【2023年卒】理系の学科系統別活動状況より
リクルート社が提供している理系学生の活動状況に関するデータから、民間のサービスと、
大学で提供している機会の利用状況で分けてみてみました。
【民間】
就職情報サイトの登録 69.5%
大学外で開催される合同説明会・セミナーへ参加 61.4%
逆求人やスカウト、ダイレクトリクルーティングサービスを利用した 31%
人材紹介会社の利用 15.9%
【学校関連】
大学で開催される就職ガイダンスへ参加 53.7%
大学で開催される合同説明会・セミナーへ参加 48.7%
キャリアセンターに相談した 48.9%
大学や先生の推薦で企業に応募した 6.5% ※学校推薦のことを指すのか不明
【その他】
インターンシップ・1DAY仕事体験に参加した 68.1%
WEB上の面接を受けた 80.4%
②大学院生
※(株)リクルート【2023年卒】理系の学科系統別活動状況より
【民間】
就職情報サイトの登録 80.7%
大学外で開催される合同説明会・セミナーへ参加 60.1%
逆求人やスカウト、ダイレクトリクルーティングサービスを利用した 37.6%
人材紹介会社の利用 18.3%
【学校関連】
大学で開催される就職ガイダンスへ参加 58.2%
大学で開催される合同説明会・セミナーへ参加 54.3%
キャリアセンターに相談した 36.2%
大学や先生の推薦で企業に応募した 15.3% ※学校推薦のことを指すのか不明
【その他】
インターンシップ・1DAY仕事体験に参加した 79.1%
WEB上の面接を受けた 92.8%
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やはり、学部生、院生共に、就職サイトや、民間事業者が開催するイベントへの参加の割合は
引き続き高く、効率良く就職活動を進めるため、ダイレクトリクルーティングや、
人材紹介を一定割合活用していることが見て取れます。
民間事業者が提供するサービスを活用する一方で、理系学生は、大学の授業や、
ゼミ・研究活動も含めて大学内にいる時間も長いためか、大学が提供する機会も活用しています。
理系の場合、学部ごとに「就職担当教授」がおり、比較的学生とも距離が近く、進路決定にあたり
大きく影響を持ちます。
採用人数や、自社が誰をターゲットとして採用活動をするのかにより、利用する手法は変わってくると
思いますが、理系採用においては、「大学」との接点は重要であると言えるでしょう。
繰り返しになりますが、今後益々様々な業界で理系人材のニーズが高まることを考えると、
大学との接点を強化し、長期視点で安定した採用ルートを確保しておくことは大きな意義がある
と思います。
<まとめ>
✓理系学生の就職活動における活動実施状況をみると、民間企業が提供する
就職媒体はもちろん、ダイレクトリクルーティングや人材紹介などのサービスも一定数活用しています。
ターゲット、学生の活動傾向にあわせて、効果的な手段を選択することが望ましいでしょう。
✓大学で開催される就職ガイダンスや、合同セミナーへの参加はもちろん、キャリアセンターなどの
相談窓口を活用している学生も多いことから、進路決定の際に、「キャリアセンター・就職課」が
大きく影響していると想像され、理系学生の採用に向けて「大学」との接点は重要だと言えるでしょう。
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